宇久島メガソーラー事業は8月から、島内で発生した伐採材を鳥取県のバイオマス発電所へ提供しています。伐採材をチップ化して肥料などに利用するこれまでの取り組みに加え、再生可能エネルギーづくりにも活用を広げることで、循環型社会の実現に貢献したいと考えています。
今回、バイオマス発電所に提供する伐採材は、シンエネルギー開発(本社・群馬県)が島内に設けたチップ化作業場で約10センチの木片に破砕し、10トントラックでフィッシャリーナ宇久港まで運びます。その後、専用船に積み込み、鳥取県まで運搬し、バイオマス発電の燃料として利用します。
チップの運搬については、フィッシャリーナ宇久港につながる橋の出入り口に誘導員を配置するほか、島内の運搬ルートにおけるトラックの安全運転と定期的なパトロールを徹底します。専用船への積み込み作業でも、粉塵や騒音対策として作業場に工事用フェンスを設置します。事業者の宇久島みらいエネルギー合同会社、工事施工会社の九電工と密接に連携して進めます。
事業者としては、これまで伐採材をチップ化して、畜産農家の敷料や堆肥組合の堆肥混合材として活用していただいたり、営農事業の有機肥料として利用したりする取り組みも、今後、変わらず継続します。
フィッシャリーナ宇久港の作業場